国立大学の学費は授業料や入学金などを含めた費用の事を総称する場合が多いですね。又、その金額の差は医学部や法学部や文学部、さらには、編入や夜間なのか、などによって異なります。そこで、私立などの比較などを含め、まとめてみました。

国立大学の学費は?

国立大学の学費というのは一般的に私学と比較すると安いですね。こういったことは一般的にも知られているのでご存知かと思います。

例えば、法学部に入学したケースを考えてみても、国立大学の学費と私立の学費を比較してみると(条件が色々と違うにしても)2倍近く授業料や入学金やその他の費用を含めた学費に差が出てくるのです。

国立大学と私立の学費を比較

国立大学の学費と私立との比較で注意しなくてはいけないのが、通学の仕方です。国立大学だとしても実家から遠い学校へ入学する場合は、一人暮らしをしながら通学する事になることが多いです。そうなると、生活費の仕送りをしなくてはいけなくなりますから、総合的には相当の費用がかかることになりますね。

もしそのケースと、地元の私立に入学した場合とを比較するとしたら、学費自体は国立大学のほうが安くて少なくなったと思えても、総合的に支払う費用を考えると私立の学費に差がなくなりますし、逆に地元の私立のほうが安くなることもあります。そういったケースを抜きにして、国立大学の学費と私立との学費の比較をしていきます。

文系の場合は国立大学のほうが学費は2倍近く安いのですが、工学部や理工系となると、国立大学の学費と私立の学費との差は5倍近くに広がってきます。さらに、私立の文科系や医学部や薬学部などの学費ともなると国立大学の学費と比較すると10倍近く差が出てきます。こういったように、通学の差を入れないとすれば、やはり国立大学の学費のほうが安いということが歴然です。

授業料などの費用

国立大学の学費というのは、私立のように学部によって学費に大きな差が出るといったことが少ないです。文科系だとしても理科系医学部だとしても、増減の差がそれほどないのが特徴です。では、どうして国立大学の学費と私立の学費とでは費用に差が出てしまうのでしょう?

それは、国立大学に支給されている補助金の差となるのです。私立のほうがその補助金が少ないので、どうしても入学金や授業料などの学費が高くなってしまうのです。なので、親としては子供にがんばってもらって、国立大学に入学してもらうことを親としては期待しているのですね。

全国の国立大学

では、学費が安い国立大学を挙げていきたいと思います。東京となら東京大学、京都なら京都大学、青森などなら東北大学、九州地区なら九州大学、大阪や奈良などの近畿地方なら大阪大学、又、中部地区なら名古屋大学などがあげられます。

これらの国立大学は人気が高いのですが、やはりそれだけ倍率が高いのが現状です。子供の頭が良く、成績が良くて勉強が得意だとしても、こういった国立大学にスムーズに入学できるかと言えば、やはり簡単ではないようです。

国立大学進学ランキングを利用し受験勉強

国立大学への受験勉強は、現在はただ勉強をするだけでなく、情報収集を行い、各学校向けの対策が必要となるのです。なので、国立大学へ入学させるにはそういった進学ランキングで上位の受験予備校へ通わせて、希望校への対策を行いながら受験勉強をしないと、学費が安い国立大学へ入学する事が難しいのです。

こういったように、お金は入学金や授業料だけではなく入学する前にも色々な費用がかかります。受験生をもつ親御さんとしては、合格しないのもちょっと残念な気持ちになりますが、私立の医学部などに合格してしまっても、高い学費が負担となってきてしまうので複雑な気持ちであるのも事実です。

国立大学の費用

国立大学の学費は私立と比べて安いと言っても、初年度でも平均80万は色々な費用がかかります。これは国立大学の文科系の例であって、理科系、医学部になるといくら国立大学とはいえ学費が高額になってきます。

さらに、国立大学の学費は最近値上げの傾向があるのでその辺はお子さんが希望する国立大学の詳細を調べておくことが必要です。場合によっては、教育ローンを組むことになりますからね。

国立大学の入学金などが

しかし、国立大学の学費が値上げされるといった傾向があるので、数年後は国立大学の学費と私立の学費とを比較しても差がほとんどなくなってくるといった事も言われています。

今後、進学を検討している親御さんは色々と各費用がどれくらいかかるのかを、試験の一年前から調査しておかないと、大変なことになってしまいますので、注意が必要です。